レジオン・ドヌール勲章を受章したフランスの画家、Timoléon Marie Lobrichon ティモレオン・マリー・ロブリション(1831―1914)による直筆のデッサンです✦₊˚
ロブリションは、愛らしい子供たちの情景を描いた作品で高く評価された画家です。
単なる肖像画を描くのではなく、卓越した感性で子供たちの性格や個性を捉え、遊び、勉強、散歩といった日常の中に心情を織り込んだ物語を創り出し、フランス国内外のコレクターから熱烈な支持を集めました。
こちらのデッサンは、たくし上げたエプロンで鳥の巣を包み抱え、餌をあたえる優しい眼差しの少女がモデルとなっております ◌˳˚⌖
描かれた紙を透かして見ると「Lalanne」という文字が浮かび上がります。
19世紀のフランスでは、画家が木炭画(チャコール)やパステル、デッサンを描くために、独特の凹凸を持つ高品質な手漉き・機械漉きの紙が好まれました。
この紙は、印象派や同時代の画家たちがこぞって使った特別なデッサン紙として美術史に記録されています。
後世に描かれた模倣品ではない事の証明です✧
≪略歴≫
1831年4月26日フランス、コルノに生まれる。
パリの美術アカデミーでFrançois-Édouard Picot フランソワ・エドゥアール・ピコに師事。
1859年から亡くなるまで、名門サロン・ド・パリに作品を定期的に出品。
1868年と1882年にフランス芸術家展で一等メダルを受賞。
1883年レジオン・ドヌール勲章を授与。
1914年死去。※1月9日にエルブフで亡くなったとされているが、ほとんどの資料では12月9日を没日としている。