1832年にフランスのノルマンディーで生まれたEmile Bourgeois(エミール・ブルジョワ)は、16歳でパリの陶磁器店の店員として働き始めました。
1856年にロンドンに移り、主にストーク・オン・トレントに拠点を置くイギリスの大手陶器製造会社のセールスマンになりました。
1860年フランスに戻り、1862年、30歳の時にパリのドゥルーオ通り17番地にイギリスの陶磁器を販売する小さな店を構えました。
すぐに店は繁盛し、約1年後、ドゥルーオ通り21番地に「ル・グラン・デポ」をオープン。
エミールは陶器製造者ではありませんでしたが、パリに拠点を置くグラン・デポでは、エミール自身の仕様で製造されたセンス溢れるフランスの陶磁器とガラス製品が並ぶようになりました。
そしてこの時、イギリスの素晴らしい陶磁器もまたパリの富裕層に紹介されたのです。
1879 年にマルセイユのサン・フェレオル通り 33 番地に支店がオープンし、パリの事業はドゥルーオ通り21番地から隣接する 23 番の建物まで拡大しました。
さらに事業は成長し続け、装飾用や実用性のある磁器や陶器、クリスタルガラス製品を販売するようになりました。
エミールは1905年に引退。事業は第二次世界大戦後まで続きました。
こちらのディナープレートは、19世紀の後半に製造されたお品物で、矢車菊と月桂樹が連なったプリントが縁を彩っています。
縁に装飾のあるタイプのプレートは、お料理を盛りつけた時に見栄えがし、小ぶりなプレートを重ねた際も華やかに演出ができるので、大変重宝いたします✧
磁器はTheodore Haviland製です。
フランス 19世紀後半
SIZE:直径25cm×高さ2.5cm
商品コード:hpt152