2016年1月29日
皆さま、Vernis Martin(ヴェルニ・マルタン)という装飾の技法をご存知ですか?
ジャパニングとも呼ばれる日本の漆器の梨地や高蒔絵を模した技法の事を言います。
日本が世界に誇る漆の技法、蒔絵。
16世紀、17世紀、日本を訪れた西洋人はその美しさに魅了され、本国へ持ち帰り、
ポンパドール公爵夫人をはじめとする、王侯貴族もまた蒔絵の美しさの虜となりました。
マリー・アントワネットの素晴らしい漆器コレクションは有名ですよね♪
初めは、日本のお重の蒔絵部分を上手く外し、家具などに加工させていたようなのですが、
18世紀に入ると、パリで活躍したニス職人、マルタン一族によって、フランスが得意とする女性らしいデザインと、蒔絵の良いところをミックスさせた『ヴェルニ・マルタン』の技法が確立されました。
エンジェルやバラのペインティングが施されたヴェルニ・マルタンの家具や小物たちは大変美しく、眺めているだけで幸せな気持ちになります♡
ただ数が少なく、買付けの際もなかなか出逢う機会がありません・・・・・。
そんな貴重なヴェルニ・マルタンのショーケースが、間もなく店内に仕上がってまいります♪♪♪
中に張る生地を決めるため、一旦店内へ運ばれてきたのですが、未完成でも上品なゴールドの輝きと艶は私達スタッフ全員のハートを鷲掴みにいたしました+゚*。:゚+(*´∀`*)+゚:。*+ハァ~♡
※ショーケースはまだ生地が決まっておりませんので、イメージでご覧下さい☆
また、ガラスを止めるモールも今からお取り付けですので、仕上がりはもっともっと美しくなります。
なんとこちらのヴェルニ・マルタンの下地の木材は、ローズウッドでした☆
家具職人さんの凄い拘りを感じます。
ジュエリーや銀器等、特別なコレクションをお飾りになられてはいかがでしょうか。
間もなく仕上がり予定ですが、気になられます方はお早めにご連絡下さいませ♪