春爛漫の桜を優しい雨が、濡らす景色も美しいこの頃ですね。

 

ギャラリー陶夢が移転してから、早いもので半年が経ちました。

ずっと陶夢を愛して、支えてくださっているお客様に、心より感謝申し上げます。

私たちがこれまで通り変わらず「大切にしていること」を、改めてブログに書かせていただきたいと思います。

 

それは、

「ギャラリー陶夢でアンティークの家具を選んでよかった♡」と、お客様に心からお喜びいただくことです。

 

決して安価ではないアンティークの家具。

雰囲気や味わいはもちろん、安心してお使いいただける「アンティーク家具の良さ」を、しっかりとお伝えすることがとても重要だと感じています。

そのためにも、丁寧なメンテナンスは必要不可欠です。

 

 

 

ヨーロッパで直接買い付けるアンティーク家具は、船に乗ってはるばる日本へやってきます。

長い間、大切に使われていた状態の良いお品物だけを、厳選して買い付けております。

それでも、そのままの状態でお客様へ販売することは出来ません。

１５０年ほどの長い間使いこまれた家具は、どこかしら不具合があるものなのです。

例えば、

・鍵が付いていても、機能していない。

・扉を開こうとすると、ギィギィ音がする。

・グラグラと揺れる椅子。

・古いファブリックが傷んで、裂けてしまっている。　などなど。

その一つ一つを、直していかなければなりません。

その際、本来家具が持っているオリジナルの良さを壊さないように心掛けております。

 

ギャラリー陶夢では、次に受け継がれる方が安心して長くお使いいただくために、お品物が作られた当時の美しさを保ち、現代の生活にも使いやすいよう、ヨーロッパで専門の研修を受け技術と知識を持った職人が細やかに丁寧にメンテナンスをしております。

 

 

 

新しい魂が吹き込まれ美しくよみがえった、店内の家具をご覧になられたお客様に、

「アンティーク家具ではなくて、新しい家具なのですか？」

と尋ねられることがよくあります。

そんな時は、

「１５０年大切に使われてきた家具ですので、これからの１００年、２００年も大切に安心してお使いいただきたいという思いを込めてメンテナンスしております。」と、

自信をもってお答えさせていただいています。

 

「アンティーク家具は、高くてとても買えない！」と思われる方も多いのではないでしょうか。

当時、貴族や上流階級の人々のための家具は、貴重な木材が取り寄せられ、腕の良い職人の手作業で作られたスペシャルなお品物は、とても高価なものでした。

もし、同じようなアンティーク家具が、安価で売られているのを見かけることがあれば、

「何故か」ということを考えてみていただきたいのです。

年代、材質、クオリティはさることながら、しっかりとしたメンテナンスがされていないのではないでしょうか。

 

せっかく購入されたアンティーク家具。

「引き出しの取っ手が、取れてしまった」

「チェアは、グラグラして座れない」など、お困りの方がいらっしゃることも事実です。

 

ですが、

「雰囲気が大切ですから。」

「使うというよりも味わいを楽しんでください。」

「１００年以上経っているから、当たり前のことです。」

と言われた方もいらっしゃるようです。

 

ちょっと悲しく思ってしまいます。

 

お選びになる時に、「お値段が安い」ということは、もちろん重要です。

でも、それだけではなく、

・販売前に、どのようなメンテナンスがされているか。

・購入後にも、アフターケアをしてもらえるのか。

という点も参考にお品物をお選びいただけますと嬉しいです。

 

長く永～く愛着をもってお使いになられるお品物は、一緒に時間を供にしてくれるだけの「強さ」と、「美しさ」を持ち合わせていることが大切なのではないでしょうか。

陶夢のお客様方には、そのことをご理解いただきたいと思っております。

 

 

大切なお客様に最高の笑顔で、

「ギャラリー陶夢でアンティークの家具を選んでよかった♡」と言って頂けるよう、

スタッフ一同、お客様の心に寄り添ってまいります。

 

今後とも、よろしくお願いします(^^♪

 

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