2020年3月1日
待ち望んでたガーデンの花達が次々と賑わいをみせてくれます(^^)
すっかり冬の景色に覆われてたガーデンに、白い花達がまるで妖精みたいに次々にドレスアップしてくれます。
いつも変わらずこの季節しか味わえないワクワク感を、今年も期待を裏切らず、届けてくれました。
もう何十年続けられてきたことか…つくづく、私達人間は自然と共に在ると思います。
今日はそのような愛する庭の花たちを、ワイルドに我が家のインテリアに取り入れてみました(^^)
水仙、ムスカリ、ヒヤシンス、そして大好きな花、利休梅。
ダイニングのセンターミラーの上には、まるで庭に咲いてるかのように、のびのびと生ける。
愛するラリックに。
ルネ・ラリックは1860年、フランスのシャンパーニュ地方、マルヌ県、アイ村で生まれました。
近くには美しいマルヌ川が流れ、そのまわりには花々が咲き乱れ、豊かな実りがあり、昆虫が飛び交い、小川には生物が生息し、想像を絶するくらい美しい自然の中でラリックは育ったのだろう、と思います。
作品は もはやガラスの固体ではなく、柔らかに流れている川の水のようにうごめき、私達を自然の中に導いてくれます。
当初、ルネ・ラリックは、ジュエリー等の装飾品で、高く評価されていました。
が、召使を沢山所有して、贅沢な暮らしをする特権階級の人々の虚栄心を満たすため、自分の作品が利用される事に、徐々に心を痛めるようになります。
もっと多くの人々の癒しになりたい!と工夫に工夫を重ね、それはそれは、美しいガラス工芸品をこの世に生み出します。
作品が朝日を浴びたり、夕陽に照らされたりする度に、表情が変わり、違う作風を見ているようです。
このような細やかな美しさを表現した、ルネ・ラリックの、ヒューマンな心の奥を想ったりします…。
第一次世界大戦の時、たくさんの犠牲者がでました。
フランスでは人口の15%の人々が亡くなってしまいました。ルネ・ラリックの愛する村も戦場になり、ことごとく自然が破壊されたのではないかと思います。
悲しみの中、平和な時の風景を、ラリックは残しておこう、と作品作りをしたのではと私は考えます。
近代になって環境が壊れていくことに、ルネ・ラリックは心を痛めてるのではないでしょうか…?
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