2020年8月27日
西洋アンティーク家具の魅力の一つにペイントがあります。
100年以上もの間オリジナルのペイントを保ち、経年による風格が増したもの。
その時々の所有者によって塗り変えられたもの・・・・・。
素敵な彫刻に合わせて塗分けられたり、ゴールドと組み合わせたり。
眺めれば眺める程、深い魅力に惹きこまれます。
こちらは18世紀のフレンチミラーの装飾です。
フランス革命という重要な歴史的画期を乗り越えた、時代の重みを感じるペイントが印象的です。
こちらのコモードも同じく18世紀のアンティークです。
変色していた表面のニスを少しずつ落とすのに、メンテナンススタッフは『相当な根気と時間が必要だった』との事。
美しく甦り、コモードも家具職人もきっと喜んでいる事でしょう・・・・・♡
中には、家具職人からの依頼で画家がペイントの装飾を施したものもあります。
当時でしたら触れることすら儘らなかった素晴らしい家具たち。
そのペイントから見て取れる物語を、次の方へバトンパスするのも私たちの大切な役割だと思っています。
みなさんはどのようなペイントの家具がお好きですか?(^^)