フランスの画家,ジョルジュ・ジャニン作の油彩画をご紹介致します。
美しい花々、特にバラを描くスペシャリストであり、1889年のパリ万国博覧会では輝かしい功績を収めるなど、非常に才能あふれる人物でした。
美術大学の教授やフランス芸術家協会美術部門の主宰を晩年まで務めるなど、フランス美術の繁栄と発展に尽力された方でもあります。
今回ご紹介する作品は、手押し車からこぼれんばかりのバラが描かれた、非常に美しい油彩画です。
スポットライトが当たっているかのように、鮮やかに描かれた大輪の花と背景の静寂。
油彩画特有の豊かで温かみのある光の濃淡は、見る人の感情に強く訴えかけてきます。
フランスの最高勲章、レジオンドヌールを授かった巨匠の素晴らしい作品を是非ご覧下さいませ。