エミール・タビュレとジョージ・ボワンによって設立されたボワン・タビュレの作品です。
エミール・タビュレは1880年の”UCAD”の展示会で「The metal」という作品とともにデビュー。
当時、アンティークディーラーとして活躍していたジョルジュ・ボワンとともに”ボワン・タビュレ”を立ち上げました。
1889年にはワールドフェアにて金メダルを受賞するほどのクオリティで、ジョルジュが集めていたルイ15世の時代の銀製品を模して作品を作ったと言われております。
当時工房はマドレーヌ寺院よりほど近い場所にかまえておりました。
つまみの部分の細工などとても細やかで上品な造りになっており、当時の銀細工職人の技術の高さを窺い知ることができます。